カップ麺を作るときには、当然ながらお湯を入れますが、このお湯がぬるいと当然美味しくできません。
コンビニでお湯を入れようとしたらまだポットの中の水が沸騰していなかったり、考え事をしてると沸かしたお湯がすっかり冷めてしまっていて気づかずに注いでしまったり、いろんな可能性がありえます。
この記事では、そんなときのリカバリー方法をお伝えします。
目次
ぬるま湯でカップ麺を作るとどうなるの?
まず、ぬるま湯でカップ麺を作るとどのようなことが起こるのでしょうか?
大きくは以下の3つのような事が考えられます。
麺の調理不足
カップ麺の麺は通常、沸騰したお湯で調理されることが前提です。
ぬるま湯では麺が十分に柔らかくならず、食感が不足するか、生っぽく残る可能性があります。
失敗したものを無理やり食べようとしたことがある人はご存じかと思いますが、すごく微妙な触感です。
具材の調理不足
カップ麺にはさまざまな具材が含まれています。
例えば、某製品ですと、謎肉とか、エビとか、卵とかいろいろ入っています。
ぬるま湯ではこれらの具材が適切に調理されないため、食感や風味が損なわれる可能性があります。
風味の欠如
カップ麺のスープや調味料も、十分に溶け出すためには沸騰したお湯が必要です。
ぬるま湯ではこれらの成分が効果的に溶け出さず、風味が不足する可能性があります。
調味料が完全に後入れパターンのものもあるので、そのケースであればこれは回避できるかもしれませんね。
ぬるいお湯を入れてしまった場合の対策方法
鍋に移し替えて加熱する
家にいる場合にはこれが一番手っ取り早いと思います。
容器の中身を丸ごと鍋に移してしまって、火にかけてしまいましょう。
あまり長時間温めると麺がふやけすぎてしまいますので、適度なタイミングで火を止めるのがポイントです。
適度なタイミングってどれくらいなのかと思うかもしれませんが、ぬるま湯の温度や商品によって変わりますので、そこはぶっつけ本番で試してみるしかないと思います。
耐熱容器に移し替えてレンジで温める
会社など、家にいない場合に取れる方法としては、レンジで温める手があります。
後述していますが、カップ麺の容器をそのまま温めず、必ず移し替えるようにしてください。
移し替える容器は電子レンジに対応しているものであればなんでもいいです。
容器がなければ、ちょっと大きめのジップロックとかに入れても大丈夫だと思います。
電子レンジで温める場合はお湯よりも早く出来上がるので、お湯での調理時間の半分くらいの時間温めるのが良いそうですが、これもぶっつけ本番で試してみる感じになると思います。
そのまま面が柔らかくなるまで待つ
カップ麺は、実は水を入れても、通常より長い時間待てば麺がふやけて食べられるようになるそうです。
https://sotokoto-online.jp/food/3004
こちらのページによりますと、通常の水でも30分待てば普通にお湯で作った時のカップ麺と同じ程度の麺の硬さになるそうです。
ぬるま湯であれば、さらに短い時間で食べられるようになると思います。
とはいえ、元は『警視庁警備部災害対策課』のTwitterが情報の出どころであり、お湯がない状態でカップ麺を食べる方法でしかないので、味はやはりお湯で作るものより落ちてしまうようです。
あまり使いたい手段ではなく、できれば上2つの方法で対策したいですね。
おススメできない対策方法
ここでは、対策方法としてはあり得るのですが、あまりお勧めできない方法を紹介します。
そのまま電子レンジに入れる
これは危ないのでやめましょう。
まず、カップ麺のフタのにはアルミ箔が多く使われていますが、電子レンジにアルミホイルを入れて温めようとするとと火花が出ます。
最悪火事になるので非常に危険です。
また、仮にフタを外しても、容器自体が熱で変形してしまう可能性があります。
この場合、ただ変形するだけならいいかもしれませんが、容器の成分によっては有毒な成分が汁に溶け出してしまう可能性もあり、非常に危険です。
一般社団法人 日本即席食品工業協会のインスタントラーメンナビのページでも以下のように記載されています。
カップめんの容器は電子レンジ調理ができません。
https://www.instantramen.or.jp/dictionary/label/#:~:text=%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%81%E3%82%93%E3%81%AE%E5%AE%B9%E5%99%A8%E3%81%AF%E9%9B%BB%E5%AD%90,%E3%82%92%E6%8E%A8%E5%A5%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
カップめんを電子レンジで調理すると、容器が変質したり、レンジ内で放電するなどのトラブルが発生します。このため、日本即席食品工業協会では、電子レンジ調理ができないものについては、注意書きもしくは左記の注意マークを表示することを推奨しています。
ただ、電磁レンジ調理不可のものぱ容器にその旨の注意書き・マークがあるようですので、その記載がない容器であれば電子レンジで調理しても大丈夫かもしれません。
捨てて新しく買う
ある意味合理的ではあるかもしれませんが、SDGsが重視されている今の世の中で無駄遣いはあまりよろしくないのではないかと思います。
お金と時間も勿体ないですしね。
すぐにあきらめるのではなく、今あるものでリカバリーさせることをまずは試みてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?
誰しもが一度は経験しうるであろう、カップ麺でぬるいお湯を入れてしまった場合の対策方法について解説しました。
意外と対策手段はありますので、是非紹介した対策方法を検討してみてください。
将来、カップ麺にぬるま湯を入れて絶望してしまう人が一人でも減る未来を祈っています。